最近どうも気が散り、仕事とうまく向き合えない日々が続きます。
個人的に、そんな時はサウナに限るのですが、そういう時に限って定休日だったりするわけです。仕事と向き合おうとすればするほど集中できないので、散歩に出かけてみました。
行き先は特にありません。 行くあてもなく、カメラを片手にぶらぶらと歩きます。
平日の18時を過ぎたころ。天気はくもってはいますが、雨の気配はありません。
車通りが多い道を気の向くままに歩いていきます。
東神奈川駅付近の国道
歩道橋を上り、見晴らしのいい場所へ。
少し高い場所から眺める景色は、いつもと違う表情を見せてくれます。
歩道橋から見る景色
線路を走る電車は、いくつになってもなんだか魅力を感じます。
眺めていると不思議と懐かしさがこみ上げてきます。
線路を走る電車
国道沿いには飲食店もちらほら。
お腹は空いたけど、まだ早いとぐっと堪えました。
おしゃれなカフェ
大通りを抜け、路地裏に足を向けます。
何か発見があるかと思い、普段歩かない道を選びました。
迷い込んだ路地裏
建物の隙間を縫うように続く細い道。
さらに進むと階段が。登っていくとどこにつながるのだろうかとワクワクする自分もいましたが、怖気づいて先へと進みます。
怖気づいた階段
学校帰りの学生や、夕飯の買い物に来た主婦などで賑わう商店街。
時代の波に押されながらも、人の温もりが感じられます。
人の温もりを感じられる商店街
商店街を進むと、趣きのある路地裏が現れます。
無造作に貼られたポスター、昔ながらのビールケース。まるで時が止まったような空間が、個人的には心が惹かれます。
趣きのある路地裏
商店街をひとしきり散策し、さらに道をひとりで進みます。時間も遅くなり、辺りを暗闇が包み込みます。
すると優しい灯りのついたお店が目に留まります。ここで晩御飯をいただこうとしましたが、満席だったため断念。
優しい灯りで出迎えてくれる酒場
散歩をしていると足は前へと進みますが、頭の中は過去へと逆行していく感覚に陥ります。
個人的には学生時代の記憶や、いつしか連絡を取らなくなった友人の顔が浮かび、そんな想いに浸ることが多いです。
かと思えば、歩いているうちに新たな発想が生まれることも少なくありません。それは机に向かって考えるのとは違った、自由な思考が出てくる瞬間でもあります。
結局2時間ほど歩き、家路につきます。
家に向かう足取りは、不思議と出かけた時より軽やかな気がします。
当然ながら仕事の悩みも、人間関係の複雑さも問題が解決するわけではありません。ただただ歩くという単純な行為ですが、凝り固まった心をほぐし、新しい視点を与えてくれるのも確かです。
また行き詰まった時は、カメラを片手に散歩に出かけようと思います。