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2025年の自分なりの反省と、来年目指す先のお話を。

今年も気づけば残りわずかになりました。

年末になると毎年のように「今年も早かったな…」と口にしていますが、今年はその言葉の裏に、少しだけ引っかかる感覚があります。

忙しかったのは事実です。チャレンジングな案件も多く、手を抜いたつもりもありません。それでも振り返ってみると、今年もまた反省の多い一年だったような気がしています。

ちなみに弊社では、個々人が持ち回りで毎週必ず1回は本リトルプレスの投稿を行うようにしています。

私個人としての記事は、今年最後になるかもしれないので、どうかこの上なく優しい気持ちで読んでいただけるとありがたく思います。

「慣れ」に身を委ねすぎていた一年

忙しさを理由にしていると、結局、毎回同じことを繰り返してしまいます。

慣れている手法。いつも通りの進め方。大きな失敗をしないと分かっている選択。

これらは決して悪いものではありません。むしろ、期日までに一定以上のアウトプットを出すためには、習熟や練度は欠かせない要素です。

ただ、そればかりを選び続けていると、本来は自由で豊かなはずの「考える」という行為そのものが、いつの間にか反復性のある“作業”になってしまう気がしました。

慣れた道を歩き続ける安心感と引き換えに、思考の幅が少しずつ狭くなっていく。今年は、その兆しをはっきりと感じた一年だったように思います。

ほんの少しでいいから、背伸びをしよう

慣れ親しんだ手法から外れることには、当然リスクがあります。

いつものやり方ならスムーズに進んだはずなのに、慣れていない選択をしたことで手間取ってしまう。

最悪の場合、納期に影響が出る可能性だってあります。お客様に迷惑をかけることだけは、絶対に避けなければなりません。

それでも、その恐れを理由に毎回同じ選択だけを続けてしまうのは、やはり違う気がしています。

だからこそ、来年は「ほんの少しの背伸び」を意識したいと思います。クオリティに大きな影響を与えない範囲で、あえていつもと違う選択をする。

たとえば、開発ならビルドツールを一度変えてみる、デザインならあえて慣れたレイアウトや配色から一歩外れ、ほんの少しだけ居心地の悪い選択をしてみる。

大きな賭けではなく、小さな実験を積み重ねること。その一歩一歩が、結果として自分と会社の足腰を強くするのだと思います。

各業務領域における、来年の抱負

今年は案件ごとに異なる課題に向き合いながらも、業務領域ごとの向き合い方について改めて考えさせられる一年でした。

来年は「うまく回すこと」だけでなく、「どう向き合うか」にも意識を向けたいと思っています。

記事制作:AI時代だからこそ「温度感」を

AIを活用する場面は確実に増えました。構成のたたきや情報整理、言い回しの調整など、助けられることも多く、手放せない存在になりつつあります。

一方で、文章の「温度」までを委ねてしまうと、どうしても均されてしまう感覚があります。情報としては正しいけれど、どこか引っかかりがない。読後に何も残らない。

来年は、効率化と引き換えに失われやすいその感触を、意識的に取り戻していきたいと思います。

誰に向けて、どんな距離感で、どんな気持ちで書いているのか。そこだけは、人の手で考え続けたい部分です。

デザイン:順調な時ほど手グセを疑え

デザインが驚くほどスムーズに進む時があります。

判断も早く、迷いも少ない。一見すると理想的な状態ですが、そういうときほど「これは本当に最適解だろうか」と一度立ち止まる癖を持つように意識したいと思います。

手グセは、経験の証でもあり、同時に思考停止の入口にもなります。無意識の選択が増えるほど、デザインは安全な方向へと収束していってしまう気がするのです。あぁ、なんだか辛いなこのやり方…、全然いつも通り進まないな…そんな感覚を覚える道にこそ成長の可能性が眠っているのかもしれません。

来年は、違和感の芽を見逃さず、「なぜこの形なのか」「他に可能性はないか」を問い直す時間を、意識的につくっていきたいと思います。

開発:成果物だけでなく、開発体験まで

基本的に弊社では、設計、デザイン、開発までのプロセスを一人が担当しています。

サービスの軸がブレずらいのは良いことなのですが、どうしても保守的な姿勢になってしまいがちです。気持ちとして、その時の自分ができる最高のもの、というよりも「まずはちゃんと動くものをつくる」ことに重心が寄りがちでした。

もちろんそれは最低限必要な前提ですが、それだけでは足りないと感じる場面も増えています。

触る人、使う人、そして将来そのコードに触れる自分や他の誰か。そうした人たちにとっての“体験”まで含めて設計することが、これからはより重要になるはずです。

来年は、コードの綺麗さやパフォーマンスだけでなく、「読みやすいか」「触りやすいか」「判断しやすいか」といった視点にも、きちんと目を向けていきたいと思います。

日頃からやっていれば、実案件一発勝負にならない

少し脳筋的な思考かもしれませんが、結局のところ、日常的なインプットとアウトプットがなければ、ものづくりをする人は成長できません。

もちろん休息は必要です。朝から晩までネットフリックスを観ている日があったっていい。ただ、「業務のときだけ本気を出す」という姿勢では、どこかで限界が来る気もしています。

大好きな漫画の一つである『刃牙』を読んでいて思うのですが、範馬刃牙のように「遊ぶように学ぶ」人には、結局勝てません。今の自分には、その感覚が決定的に足りていないと感じています。

自分の知らなかった新しい何かを学ぶ際に感じる“よっこいしょ感”を減らしたい。生活の中に、自然とインプットとアウトプットが溶け込む状態を目指したいと心から思っています。

来年は、そのための時間の使い方を、もう一度組み直していくつもりです。

今年の結びに

反省ばかり並べましたが、決して現状を悲観しているわけではありません。

「慣れに依存していた」という事実に気づけたこと自体が、次に進むための材料だと思っています。来年は、いつも通りを大切にしながら、そこからほんの少し外れる勇気を持つ一年にしたいです。

ド派手な変化ではなく、小さな違和感を拾い続けること。それを積み重ねた先に、堅実かつ確実な成長があると信じています。

今年も一年、さまざまなお客様に支えられてきました。来年も、コンテンツとデザインを通じて不器用ながらも人と社会の役に立てるように、私自身、精一杯の努力をしていきたいと強く思っています。

みなさま、今年も残すところわずかではございますが、良いお年をお過ごしください。

※あまりに年の瀬の総括っぽい内容ゆえに、この記事を投稿後にそのまま颯爽と退勤してしまいそうでしたが、弊社は12/29まで元気に営業しております。ご相談、ご依頼、お待ちしております。

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Ryota Kobayashi