現在、私はiPhone 15 Proを裸で使っています。
私はiPhone 4の登場以来10数年iPhoneを使い続けて来た生粋のiPhoneユーザーです。
しかしながら当時、質感が気に入っていたiPhone 4をケースを使用せずに使っていた際、誤って落下させたことで背面ガラスが粉々になってしまった出来事以来、私の中でiPhoneのケースは「なくてはならないもの」となりました。
iPhone Xを利用していた際、再び裸で利用したものの再度落下させたことで破損。それ以来iPhoneを手に入れる前に必ずケースを購入し、すぐさま装着に備えるのが機種交換する際のお決まりとなりました。
そんな私が再びiPhoneを裸で使いはじめたのは、iPhone 15 Proの購入と共に始まったケース選びに疑問を持ったことがきっかけです。
iPhoneを買い替えたきっかけ
そもそも手の小さい私はスマートフォンが大型すると共に頭を悩ませていました。
そんな中、2020年発売にコンパクトなiPhone12 miniが発売。私の手に収まるサイズのiPhoneのラインナップに歓喜したのを今でも覚えています。
すぐさま12 miniを購入してから2年後、ただでさえ少ない12 miniのバッテリー容量が経年による劣化で限界を迎え、バッテリーの持ちが半日を切った頃ついに買い替えを決意。
ところが、13までのわずかな期間でminiシリーズは幕を下ろしました。
14シリーズでminiが出ないと知り15シリーズでの復活に淡い期待を抱いていたものの、やはりminiはラインナップされませんでした。
不満を持ちつつ2023年9月15日、iPhone 15シリーズが予約開始と共にiPhone 15 Proを予約しました。
予約に出遅れ、発売が開始した9月22日に手にすることはできませんでしたが、翌月の上旬には手元に到着。私の手にちょうどよく収まるminiのラインナップがなくなった現実を受け入れつつ封を開け、利用をはじめました。
箱を開けると目に入るチタンフレームの美しさに感動すると共に、本体から大きく突き出したカメラを残念に思った記憶があります。
持ち上げてみると、サイズは大きくなったものの落としそうにならないギリギリの持ちやすい形状が気に入りました。
手にちょうどよく収まるケース探しの始まり
iPhone 15 Proを購入後、チタンフレームの指紋がつきやすさは気になるもののしっとりとした質感が気に入り、裸で使うという考えが脳裏をよぎりました。
しかしながら、私が購入したiPhone 15 pro 256GBは、発売当初は本体価格17万8,000円と非常に高額。AppleCare+ 盗難・紛失プランの3万4,800円と合算するとなんと、その価格は21万2,800円にもなります。16シリーズが登場した今でこそ価格が下がったものの、当初はその本体価格が話題にもなったほどでした。
これまで4、Xを落下で破損させてきたトラウマを抱える私の中で、このように高額のスマートフォンをケースなしで利用する選択はできず、これまで通りケースを購入して備えていました。
ところがいざケースを装着してみると、裸の状態とわずかな違いにも関わらず、気をつけないと落としそうな違和感を感じたのです。
この違和感が発端となり、ちょうどよく収まるケースを毎日のようにオンラインショッピングで探す日々が始まりました。
それから1年余り経過した2024年9月、今だに好みのケースに出会えていないことに気づきました。
失念していたAppleCare+の存在
ケース探しにうんざりしていた頃、ふと冷静になった時にAppleCare+に入っていたことを思い出しました。
私が加入しているAppleCare+ 盗難・紛失プランは、3万4,800円、月払いで1,740円と高額です。
月額1,740円を支払ってAppleCare+に加入しているにも関わらず、ガラスフィルム、ケース、カメラ保護と完璧に本体を保護していた場合は「高額な保証に加入している意味がないのではないか」と気が付きます。
実際、AppleCare+に加入していた場合、画面・背面ガラスを同時に修理した場合でも7,400円で済みます。
ちょうど良いケースを探し、これまで消費して来た金額と比べると2回修理できる金額です。
この事実に気づいた2024年9月、私はついにケースから解放されました。
iPhoneを裸で使ってみてわかったこと
2024年9月にiPhone 15 proを裸で使いはじめて以来、はや3ヶ月が経過しました。
裸で使ってみてわかったのが、チタン素材によるフレームの質感はもちろんのこと、よく見るとフレームの角が取られているため手に非常にフィットします。
個人的にはサイズ感の問題もあって、ケース使用時より持ちやすいのはもちろんのこと、握っている時の落としそうな不安な感覚も解消されました。
そのおかげからか裸で使いはじめてから1度も落としそうな危うい場面はなく、非常に快適に利用できています。
当初気になっていたチタンフレームに指紋がつきやすい問題も、布などでさっと拭くとすぐに取れるため思いの外気になりません。
さらに傷つきやすいと噂されていた背面ガラスに関しても、特別気を使うことなく利用していてもいまだに小さな傷もなく使えています。傷がつきにくいとされているチタンフレームはもちろん無傷です。
一方、ケース装着時には気にならなかったカメラの出っ張りが、裏面を下にして机に置いている際などに気になります。そのまま操作する場合は、画面左側をタップするときは優しめに操作しないとカメラが引っかかり、画面がガタガタと揺れるのが難点です。
裸で使いはじめてより一層愛着が増したiPhone 15 proを、これからも使い続けていきたいと思います。