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「深夜散歩」瀬谷方面へと川沿いを歩く

瀬谷散歩

私は休みの日に時間があると、時々夜中に散歩するのを密かな楽しみとしています。

真夜中を過ぎて街明かりもほとんど消えた時間帯の道中では、人とすれ違うのも稀です。

ほとんどの場合は出発時に大体の進む方向のみを決め、目的地を決めずに歩き続けます。

距離やルートなども一切意識しません。

散歩中は音楽を聴きながら日々頭に浮かぶ雑多な考えを整理したり、いつもは気が付かないような街の小さな変化を見つけたりして過ごします。

時には普段とはまた違った視点が得られることもあります。

夜間は日中と違って変化が少ないせいか時間もゆったりと流れ、何かに追われることなく余暇を有意義に過ごすことができます。

今回は町田から東急電鉄田園都市線の南町田グランベリーパーク駅の周辺を経由し、相鉄線の海老名方面の「瀬谷駅」あたりに向かって散歩しました。

境川沿いを歩く

散歩の開始地点は境川金森調節池上部公園(旧西田スポーツ広場)付近。

侘しいベンチの画像

散歩の楽しみとしている音楽を選定しつつ、町田市鶴瀬橋付近から坂本橋上流を結ぶ14.5kmの自転車歩行者専用道路「境川自転車歩行者専用道路(境川ゆっくりロード)」を南下します。

境川ゆっくりロードから少しそれつつ大和方面に真っ直ぐ歩き、南町田グランベリーパーク駅には寄らずに、国道246号線に合流。そのまま厚木方面へ歩くと、左手に日本ロジテム横浜第一営業所が見えてきます。

深夜の国道246号線の画像

日本ロジテムの看板の画像

幹線道路沿いにあるこの看板は、遠距離の旅行などから自宅付近に帰ってきたことを実感できるランドマークの1つ。もはや私の中では、かけがえのない存在となっています。

そんな日本ロジテムを少し過ぎたあたりで左手に見えてくるのが、神奈川県の鵠沼海岸から大和市下鶴間を結ぶ「神奈川県道451号藤沢大和自転車道線」。

神奈川県が管轄するこの一般県道として認定された自転車道は、先ほどの東京都が管轄する境川ゆっくりロードと合わせて「境川サイクリングロード」と呼ばれています。

サイクリングロードの画像_01

サイクリングロードの画像_02

街灯の少ないサイクリングロードは深夜の散歩中に通ると薄暗く、やけに侘しく感じられ、少し先に見える東名高速道路との対比で独特の雰囲気があります。

東名高速道路の下をくぐり抜けて少し歩くと目に入るのが境川の壁に出てくる大切なかわの文字。

大切なかわの画像

普段は何の変哲もないフレーズが、人のいない深夜に見ると妙に心に沁みます。

しばらく歩くと、境川を挟んで左手に見えてくるのが「瀬谷本郷公園」。

遊具を備えた広場や野球場、テニスコートのある横浜市が管理する少し大きめの公園です。

公園の写真を撮ったつもりになっていたのですが、大切なかわの文字に感化されたせいか公園の駐車場の写真しか撮影していませんでした。

瀬谷本郷公園の駐車場の画像_01

瀬谷本郷公園の駐車場の画像_02

そのまま瀬谷駅方面に歩くと、海軍道路が見えてきます。

なぜ海軍なのか気になって調べたことがあるのですが、横浜市のホームページによると昭和15年頃、瀬谷に旧日本海軍の資材集結所があり、そこから物資を輸送するために建設された海軍用の道路だったことが由来のようです。

帰り道

瀬谷本郷公園から少しあるくと合流する海軍道路から瀬谷駅までは5分程度なのですが、今回の散歩では瀬谷駅には寄らずに折り返します。

海軍道路を北上して抜けると、見えてくるのが八王子街道です。

右折すると横浜駅の市街地方面まで、左折するとその名の通り八王子方面へと繋がっています。

左折して再び国道246号線方面へと向かうと倉庫や工場が並ぶ地域に。さらに少し進むと集合住宅などがあり、わずかな距離での切り替わりが見られます。

住宅街には日中は住民の子供で賑わっているであろう素敵な公園もあります。

集合住宅の公園の画像

東名高速道路の画像

東名高速道路の上にある橋を越えて国道246号線に戻り、帰路に着きました。

最後に今回の散歩で道すがら聞いていた曲の中でも特に印象に残った曲を紹介します。

American Pie / Don McLean
Born to Run / Bruce Springsteen
The Heart of Rock & Roll / Huey Lewis & The News
Shakedown / Bob Seger
Free Fallin’ / Tom Petty

中でもおすすめなのが「Huey Lewis & The News」の「The Heart of Rock & Roll」です。

ヒューイ・ルイスといえば「Back to the Future」の主題歌になった「The Power of Love」が有名ですが、この曲も忘れてはなりません。

ニューヨークで生まれ、カリフォルニアで育ったヒューイ・ルイスのルーツが反映された1曲です。

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Takahiro Ichikawa