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2025年、とにかくたくさん聴いた曲たち

年の瀬ですねえ。

つい先日2025年の振り返りはとりあえず一通り終えたので、今日は少し肩の力を抜いてみまして「今年よく聴いたなあ」という曲をランダムに10曲並べてみようと思います。

主に1950-60年代前後の音楽(特にジャズ)を好む傾向にあることからSpotifyに「リスニング年齢82歳」と診断された私でありますが、その割にはわりと幅のある音楽を聴いていた一年でした。

年末年始の少し静かな時間のお供に、もしよければどうぞ。

Dijon-Kindalove

とにかく今年いちばん聴いた曲です。Spotifyの「リスニング年齢82歳」という診断結果を、真っ向から裏切ってくる一曲でございます。

まず音がいい。良すぎる。すげえ。

フィル・スペクターかってぐらい分厚いんです。歌詞も素晴らしいのですが、この曲に関してはまず音の質感にくらいましたね。

後半の盛り上がりに毎回やられました。

Dijon-Dress

またDijonです。すいません。いいんですよDijon…

Dressも今年かなりの頻度で聴いていました。

これもねえ、とにかく歌詞がいいんですよ。説明しすぎないのに、情景と感情が同時にぐあっと立ち上がる感じ。

それから、この曲はOlivia Deanのカバーもとても素晴らしいのでぜひ。

Egberto Gismonti-palhaço

ブラジルの巨匠エグベルト・ジスモンチ先生の一曲。

今年、この曲に出会えたこと自体がひとつの収穫だったのではと思えるぐらい好きな曲です。

初めて聴いた時「こんなに美しい曲がまだあったのか…」と、大げさではなく本気で思いましたね。

Palhaçoはポルトガル語で「ピエロ」という意味だそうです。

「美しい」という言葉は便利すぎてあまり使いたくないのですが、この曲についてはぶっちゃけそれ以外の言葉が見つからないです。

Iwamura Ryuta-Intermittent

「美しい」という言葉は便利すぎてあまり使いたくないと言っておいてアレなんですが、マジで美しい曲です。

環境音楽とピアノが混じったような静謐で静穏な世界観に一発でやられましたね。

音楽に何かを与えてもらうというより、自分の内側を確認するための曲って感覚でした。そんな位置づけで、今年はよく聴いていました。

Norma Winstone-Gust Da Essi Viva

最初に聴いたのは確か2024年頃だったと思いますが、今年も変わらずたくさんお世話になった曲です。

もう一度言いますが、本当に美しいですこれも。もう語彙がダメだ。

ちなみに、この数年で唯一CDを購入した作品が実はこれ。

配信で聴ける時代に、あえてフィジカルで手元に置きたいと思わせる音楽はそう多くありません。それぐらい衝撃だったんですよ。

なんか泣きそうになるんですよね凄すぎて。

Roberto Musci-Claudia, Wilhem R. and Me

今年というより、ここ数年で「いちばん再生している曲は何?」と聞かれたらこれかも。正直、何度聴いたのか分かりません。

なんなんだろうこの曲。

紹介しておいてなんなんですが、よくわからないんですよ。

とはいえ、ルーツは何とかジャンルは何とか、そういった分類はこの曲に関してはあまり意味を持たない気がします。

ただただ音が謎の時間を連れてくるような感覚に近い感じ。ただ芸術作品を眺めているような感覚。

その時間がとてもいい感じなんです。

Reyna Biddy-A Message to Women

ちょっと変わり種、詩人レイナ・ビディのポエトリーリーディングを。

音楽というか詩なんですが、すごく綺麗ですよね。ジャズを聴いているような感覚になります。

以前、彼女のインタビュー記事で「自分らしくないことをしても、誰からもリスペクトは得られない」という言葉を読んだことがあります。

ほんとそうだよなあって思いました。馬鹿みたいな感想ですいません。

The Cheers Cheers-Midnight Canyon

11月に出会った曲。

中国の方なのかな?正直、詳しいバックグラウンドはあまり追えていません。

すいません。

でも、最初に聴いた瞬間に「これは好きなやつだ」と直感的に分かりましたね。夜ののんびり散歩にとてもよく合います。

Kenkou-The Light

この曲に出会ったのは10代の終わりか、20歳前後だったと思います。

当時狂ったようにしていた一人旅ではずっとこればかり聴いていました。

景色と音楽が重なって、今でもその時の空気を思い出せる数少ない曲です(真っ先に思い出すのは岐阜の長良川鉄道に乗っているシーンです)。

大好きな曲なんですが、しばらく音楽サブスクになかったんですよ。多分なかったはず。
で、ふとした拍子に調べてみたらありまして。そこから聴きまくりました。やっぱりいいですね。

あのCalmの弟ということもあってか、音の佇まいには共通する美意識を感じます。

すごい兄弟だよなほんと。

Miles Davis-In A Silent Way

10代の頃から何度となく聴き返してきた、もはや殿堂入りの一枚です。今年も例外なくこの音楽には大変お世話になりました。

ちなみに参加メンバーを並べるだけで、少し笑ってしまいます。

まず筆頭はマイルス。そしてウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、チック・コリア、ジョー・ザヴィヌル、ジョン・マクラフリン、デイヴ・ホランド、そしてトニー・ウィリアムス…

なんだこれは。レアル・マドリードか。そりゃすごいよね。帝王マイルスだからできる布陣すぎます。

しかしトニー・ウィリアムスがいる時期のマイルスは、やはり格別ですね。リズムが前に出るというより、音楽全体の呼吸を支配している感じがあります。

音楽というか、もう芸術です。すごい。

来年もたくさん音楽を聴いていきます

自分は一度好きになった音楽を本当に長く聴き続けるタイプなんです。

今回挙げた中でも、The Lightは10年以上、In A Silent Wayに至っては、20年以上聴き続けてますし。20年以上大好きな曲は本当にいっぱいあります。

それでも、まだ飽きないんです。むしろ、年を重ねるほどに聴こえ方が変わっていく感じ。

その積み重ねで今の嗜好ができているのだと思います。

来年も同じ音楽を何度も聴き返しながら、同時に、まだ知らない音にもたくさん出会えたらいいなと思っています。

年末年始のちょっと静かな時間のお供に、どれか一曲でも気になるものがあれば嬉しいです。

来年も、たくさん音楽を聴いていきます。

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Kentaro Matsuoka